JIMI-Lab
設立1年を振り返って
更新日:2019年10月2日
一般社団法人JIMI-Labは、2016年から設立メンバーによる議論が開始され、2018年6月1日に法人化、2018年10月1日に本格的な活動をスタートさせました。
法人化から約1年が経ちますので、これまでの活動をふり返り、関心を持っていただいているみなさまに報告したいと思います。
■JIMI-Lab キックオフフォーラム
2019年2月5日に開催いたしました。
当日のトークセッションの記録や資料は以下にアップしていますので、よろしければご覧ください。
https://www.jimi-lab.net/blog/20190205report
この場にご参加いただいた方々から、ありがたいことに新たな協働のお声がけをいくつかいただいております。
■相互研鑽ゼミ 第2期
「JIMI-Lab相互研鑽ゼミ 第2期 ~社会の“てこ”・協働の“ハブ”としての職能を高め合う~」として、2019年1月から3月にかけて、全4回で実施しました。
JIMI-Labの設立メンバー8名に加えて、新たに5名が参画しました。

ゼミではプレゼンを通じて、過去経験した、または現在進行している事業をケースとして、まずは状況を構造化し、事業に対するメタ認知を深めます。
さらに、その事業を推進している自分に焦点をあて、強み・弱み、アビリティの凸凹の整理、成功パターン・失敗パターンなどを言語化し、自己理解を深め、課題・成長ポイントを発見します。
そしてメンバー相互のフィードバックによって、特に「個人のあり方・attitude」を掘り下げながら、複数の視点での「鏡」の役割でサポートして「内省的観察」を深め、対話・共創によって「メタ化」「抽象的概念化」を進めていきました。
それぞれに自らの新たな側面を発見したり、深い内省によってネクストアクションが明確化したり、「道場」のような相互研鑽を通じてギルドメンバーとしての信頼関係が形成されたり、といった効果がありました。
今後も、ゼミそのもののブラッシュアップを重ねながら、また来期の開催に向けて準備を進めていきます。
ご参考までに、当日の資料の一部を以下に掲載します。
■協働担い手づくり研修(東京都北区NPO・ボランティアぷらざ)
北区NPO・ボランティアぷらざから依頼をいただき、協働事業提案を検討する市民活動団体・企業に向けて、協働担い手づくり研修を実施しました。
協働のあり方についての講義、具体的な事業内容を企画するワークを行いました。
■初山地区4自治会合同勉強会(川崎市宮前区)
川崎市宮前区から依頼をいただき、団地を中心とした4自治会合同で、自治会の活動の今後について考える勉強会を実施しました。
住民同士のつながり・ネットワークをつくり、困りごとを自ら解決する自治会の活動がいかに重要か、どのような活動が求められるか、3回の勉強会を通じて意見を出し合いました。
勾配がきつい地理条件もあって、ともに集まる機会がなかなかない、買い物難民化しやすいといった特性もありました。
その後、4自治会合同で移動販売車を呼ぶという取り組みにも発展しました。
■市営有馬第一住宅自治会勉強会(川崎市宮前区)
市営有馬第一住宅は高齢化率の高い団地ですが、これまで自治会を中心として様々な取り組みを主体的に行ってきました。
住民同士でちょっとした困りごとを助け合う、「ワンコインサポート」の活動を立ち上げたいという思いがあり、その準備段階としてつながり・自治の重要性について学ぶ場をご一緒しました。
ワンコインサポートについては、現在立ち上げに向けた検討準備を進めています。
■中間支援とは・協働とは(東京都足立区)
足立区NPO活動支援センターの運営について、地域社会から求められるミッションを考え、現状・課題を分析し、改善策を話し合いました。長年継続してきた運営事業者から替わったこともあり、ネットワークの再構築や事業構築・人材育成については、取り組むべきことが多くあることがわかりました。
ご参考までに、当日の資料の一部を以下に掲載します。
■市民活動センターのプロポーザル提案に向けた助言
武蔵村山ボランティア・市民活動センター、まつど市民活動サポートセンターについて、運営受託のプロポーザル提案に向けた助言を行いました。
いずれのセンターについても、受託が決定しました。
JIMI-Labは今後も、中間支援人材が相互に成長を支援する場をつくり、また、協働の実践により社会に成果を出す取り組みを継続していきます。
一般社団法人JIMI-Lab 代表理事 五井渕利明