- JIMI-Lab
JIMI-Lab2019年度事業報告・振り返り
一般社団法人JIMI-Labは、第2期(2019年6月1日〜2020年5月31日)を終え、第3期を迎えました。
協働の質を高めることを志向する人材同士の相互研鑽を中心的な事業に据えながらも、様々な中間支援組織や自治体のみなさまからコンサルティングや研修のご依頼をいただいた1年でもありました。
言うは易し行うは難しの「協働」について、本質的な実践のための姿勢・あり方とは何かを問われる機会が多々あったと感じております。
コンサルティングや研修、そして現場での実践での言動が、宙に浮いた形骸的なものにならないように、あくまで質の高さを追求し研鑽を止めずに取り組む必要性を強く感じました。
以下、2019年度の事業を振り返り、関心を持っていただいている方々にご報告いたします。

■相互研鑽ゼミ 第3期
「第3期相互研鑽ゼミ 〜自分と事業を磨き、1+1>3にする力を鍛える協働”道場”〜」として、全3回で実施しました。
第1期・第2期のゼミを経験したメンバーに加えて、今回も新たなエントリーもありました。
相互研鑽ゼミでは、「事業を煮詰める」と「自分を見つめる」を同時に行います。
事業のこれまでをふり返り、自分自身の軸となる価値観と現在の課題を俯瞰して見える化することで、未来の変容可能性を高めます。
”道場の仲間”としての信頼関係をベースに、お互いの姿勢・マインドに対する深いフィードバックによって相互研鑽を行なっています。
■先人の「地域協働の実践知と感性」を紐解く〜NPOフュージョン長池創業者 富永一夫さんと共に〜”
2019年7月2日に、日本財団の会議室にて開催いたしました。
知見・経験の豊かな先人である富永さんの鋭い感性に触れることで、協働を実践する上での姿勢・思考法が磨かれる学びの場になりました。

■川崎市宮前区 地域情報サイト構築コンサルティング
地域の居場所・つながりへの入り口として、地域のコミュニティ・市民活動の情報を発信する地域情報サイト構築のコンサルティングを務めました。
市民活動や情報発信のコーディネートの専門家として、コンセプトメイキングのサポート、先行事例の情報収集、関係者による対話のファシリテーションなどを行いました。
制作されたWebサイトは以下です。
「宮前区ご近所情報サイト みやまえご近所さん」
https://www.miyamae-gokinjosan.com/index.php

■しろい市民まちづくりサポートセンター 事業・組織運営コンサルティング
地域の中間支援組織の事業・組織運営のコンサルティングを勤めました。
戦略・アウトカムの設計支援、コーディネーター人材育成研修などを行いました。
参考までに、人材育成研修の資料を以下に掲載します。
■協働をテーマとした連続講座
協働を志向する市民活動・中間支援組織・企業・行政の方々向けに、連続講座を実施しました。カリキュラムは以下の通りです。
【大田区区民活動コーディネーター養成講座】
(1)協働・コーディネートの重要性
(2)活動団体事例紹介・トークセッション
(3)それぞれの価値観・思い・ビジョンを共有する
(4)地域社会を構造でとらえる・必要な情報を収集する
(5)対話の場のファシリテーション
(6)協働事業・コラボイベントの企画設計
(7)振り返り・ネクストアクション
【協働ステーション中央 社会課題を異なる組織と解決する事業のつくり方】
(1)立場による考え方の違いを理解する
(2)社会の課題を構造でとらえる
(3)構造に働きかける事業をつくる
■自治体職員等を対象とした研修
協働や対話ファシリテーションをテーマとして、複数の自治体等から職員研修のご依頼をいただき実施いたしました。
【職員研修を実施した自治体等】
・東京都世田谷区 職員研修
・東京都足立区 職員研修
・東京都北区 職員研修
・東京都小平市 職員研修
・宮城県名取市 職員研修
・東京社会福祉士会多摩南ブロック 社会福祉士研修
参考までに、一部の研修資料を以下に掲載します。
■メンバーの強み・専門性を活かした講座
JIMI-Labメンバーの強み・専門性を活かして、以下の講座をご依頼いただき、実施いたしました。
・協働ネットワークしながわ「法人格とは?法人格を取るには?」
・所沢市民活動支援センター「地域連携でまちづくり講座 地縁組織と志縁組織」
以上